WORKAHOLIC(ワーカホリック)というデスクチェアのセレクトショップに行って、気になるデスクチェアを試しまくって来たのでレポートします!
(その後、大塚家具にも行きましたので、その情報も一部折り込んでいます。)
WORKAHOLICって？
都内の浅草橋にあるWORKAHOLICの店内は、カフェも併設され、オシャレな雰囲気。店内には、40〜50脚くらいのたくさんのデスクチェア(オフィスチェア)が置いてあって、どれも一級品ばかり。気になってたチェアがたくさんあって、心が躍る。可動式のデスクやフットレストもあり、チェアを使う環境をしっかり整えられており、デスクとの相性も確認できる。デスクも売ってます。おしゃれで機能的なホームオフィスを構築するなら外せないお店です。
今回、試したのは以下のチェアたち。
- エルゴヒューマン プロ、ベーシック、プロ オットマン、エンジョイ (エルゴヒューマン)
- バロン (オカムラ)
- ベゼル (コクヨ)
- エンボディ (ハーマンミラー)
ちなみに、人気の商品は、シートの種類違い(メッシュとクッション)や色味の違いも分かるように複数のモデルが置いてあり、とても参考になる。
試してみて、良かったと思ったものベスト3
☆1☆ バロン
☆2☆ エルゴヒューマン エンジョイ
☆3☆ アーロンチェア
次点、コンテッサ
それぞれの寸評 (3位から)
▶︎アーロンチェア（ハーマンミラー）
良いところ
アーロンチェアは、アームレストのクッション性がよいと思いました。また、フォルムがスマートで、カッコよし。ポスチャーフィットはそれほど効き目を感じませんでした。
そして、なにより保証期間が12年と長いこと(ただし、昇降を司るガス圧シリンダーは２年)。
ハーマンミラーはアメリカのメーカーですが(日本国内で販売されている商品の製造は中国産との情報あり)、国内の代理店が修理に駆けつけてくれるとのこと。
大塚家具の店員によれば、アーロンチェアの修理は、家まで来て修理してくれるので修理中に座る椅子がなくなるってこともないので良いですよって言ってましたが、 他サイトの情報をみるに、修理の内容によって郵送対応にもなりますので修理の内容次第で対応が変わると思います。
イマイチなところ
背面シートを後傾させたまま固定する機能が無いことが気になりました。やや後傾姿勢で固定させて使いたかったので、ここはショック。傾斜可能角度の上限を3段階で固定することはできるのですが、その角度で背面シートを固定し続けることができません。
どうも、海外製のものは、背面シートは背中の移動に合わせて動くべきものと捉えているとのことで、つねに背面シートは背中を追従するように動くようにできています。固定できるものと比べると、ベスポジで背面シートから背中を押されている感じになってしまいます。リクライニングの反発を弱く調整してみるとだいぶ良くなりましたが、かすかに少し押される感じがあるので、ここは好みが分かれそう。→座った当初はそう思ったのですが、2回目以降はあまり気にならなくなってきました。ここは、慣れかもしれませんね。
その他コメント
リマスタードは色が濃いグレーです(旧モデルは黒)。黒ではありません。白に近いグレーもあり、そちらの方が綺麗で格好良いと思ったのですが、汚れが目立ちそうで悩むところです。
▶エンジョイ（エルゴヒューマン）
良いところ
フォルムがプロやベーシックに比べて、スリムで、腰のサポートが自然な感じがしました。プロ/ベーシックは押されている感覚が明らかにあり、慣れが必要に思いました。エンジョイのランバーサポートは背面シートの後ろにプラスチックのシートが添えられているイメージ。そのシートを動かすことはできないが、背面シートそのものを上下に調整させられるため、それにより調整できる。個人的には、シートの位置が高すぎる感じがした。そして他と比べると非常にリーズナブル。
イマイチなところ
エルゴヒューマンは、アーロンチェアやバロンと比べると、ゴツくて、存在感がありすぎるかなと。プロと比較すると、エンジョイの方がスリムに見えるのですが、横幅サイズは一緒のようです。もうちょっと、スッキリしていると、家でも使いやすいなぁと思うんですがね。
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→ その後、エンジョイよりフィットというモデルの方が一回り小さく、ヘッドレストの調整も前後に可能との情報を得た。WORKAHOLICさんのところにあったはずだったが、ベーシックと同じと思い込んだのだろう。試座し忘れた。。大塚家具には無かったので、WORKAHOLICさんに再訪問せねば。ちなみに、フィットには、メッシュ以外にクッションの座面も用意されている。
【追記】フィット（エルゴヒューマン）
再訪して、フィットも試しました。フィットおススメです。フィットのレビュー記事はこちら。
（追記終わり）
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▶バロン(オカムラ製作所)
良いところ
- ヘッドレストの調整範囲が上下のほか、前後にも調整可能であること。このため、ヘッドレストを前に突き出すと後傾姿勢でヘッドレストにもたれても、顔が上を向かずに画面を見られる。なお、コンテッサの大型ヘッドレストは固定されていて可動できない。
- デザインがスリムでカッコ良い！
- 日本人の体型に合っているし、家に置いても圧迫感のないサイズ感やデザインになっている。
- 日本製で安心できる。
イマイチなところ
- ちょっと高いかなぁ。デザインは素晴らしいのですが、ポリッシュ加工されている構造体はさらに1万円程高いく、15万円前後してしまいます。そして、高い割に保証が短い。オカムラも他の日本のオフィス家具販売店と同様に、保証内容は一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)の「オフィス家具-製品安全基準のガイドライン」に基づいている。このガイドラインによれば、表面は1年、機構、可動部が2年、構造体が3年という保証になります。
10万円を超えるチェアの可動部や構造体の保証が2,3年で切れてしまうのは、海外製のアーロンチェアが12年(ガス圧シリンダーは２年)もあることと比べるとだいぶ見劣りする内容です。個人的には、バロンやコンテッサなどの高級椅子にはJOIFAが求める水準を超える保証期間を設けてほしいなと思います。
ニトリのブラントという５万円弱のチェアでさえ、５年の保証です。オカムラさん、自社製品に自信持って保証の延長について頑張ってください。
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（追記）執筆時2019/2/26時点では、¥126,370でしたが、値上がりしていますね。今後も値上がりする可能性も否定できないため、欲しいと思った時に買うのが一番良いかもしれません。筆者も早く買えばよかったと後悔しております。。（追記終わり）
▶コンテッサ（オカムラ製作所）
コンテッサは、バロンより上位機にあたります。座り心地は座メッシュの場合、コンテッサの方がクッション性が高い印象です。コンテッサの場合、ヘッドレストの種類に大型と小型が選べます。大型ヘッドレストは固定、小型は可動です。よって、大型の可動モデルがありません。コンテッサの大型ヘッドレストがバロンと同じ可動式だったら、そのコンテッサに決まりなんですがね。惜しい。オカムラさん、コンテッサにも可動式の大型ヘッドレストの導入を宜しく願います！
【まとめ】
いろんなチェアを試してみて、座り心地は正直大差がないというか、気づかない(筆者はただの鈍感)？長いこと座ってみないと気づかないのかもしれない。メッシュ生地の方が格好良く見えるので、メッシュ生地とクッション生地が大差なければメッシュ生地にしようと思っていたのですが、実際に座り比べてみると、やはりメッシュ生地に比べクッション生地の方が肌触りがよく、座り心地が自然な気がする。またメッシュ生地がへたれてくるというのを考えると、クッション生地にやや軍配があがるのかなと思いました。
ただ、特に違和感を感じなければ、欲しい機能やデザインなどで決めても良いかなと思う。店内で、フットレストなども試せたが、これは快適。後傾姿勢になると、足が少し浮くので必須のアイテムだなと思いました。
WORKAHOLICさんのお店はオンラインショップもあります。とてもいいお店でしたので、ぜひ、訪れてみてください。
執筆時2019/2/26時点では、¥174,780でしたが、こちらも値上がりしています。
