すけさんブログ

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読書感想 「1%の努力」ひろゆき

2022年5月 「1%の努力」著者:ひろゆき、発行所:ダイヤモンド社 を読了したので感想を書く。


1%の努力 [ ひろゆき ]

 

本書を読んで得た教訓

「自分らしく生きろ」

 

教訓の背景

ん-と、ひろゆきさん(以下、敬称略)の生き方を真似ることができるのは、性格的にひろゆきと同じタイプの人間だけなので、まず万人は真似してはならないし、真似できないということだ。これは本書の中にも、何度か出てきているが、自分の性格や好きなことのタイプを知って、それに則した生き方をしないと、疲れて長続きしないからだ。

 

読んでいて、ところどころそんなにうまくはいかないでしょうと疑念を覚える記載もあるが、ひろゆきなら実際に行えるんだろうなということが幾つかあった。1日一人、計7人の友達に1泊ずつ泊めて貰えれば1週間宿代がタダになる、とか、あの人はきっと仕事を締め切り通りにやらないだろうから仕事は振らないでおこうと思われて結果的に得する人になる、とか。

 

夏休みの宿題の取り組み方を3タイプに分けていたが、私もひろゆきと同じタイプだったので、クレーム処理などに適応しているというところには共感を覚えた。

 

ひろゆき自身が考える1%の努力は直接的かつ具体的に記載されているところは少ない。彼自身は、良いポジションにいること、両手をあけておくこと、知りたいと思ったことにお金や時間をかけることに力を注いでいる(周りからしたら、そこが努力していると感じるポイント)と言っている。

 

ひろゆきは許される能力が高い人だなと思う。私は、コンビニでトイレを貸してもらったら、何か買わなきゃなと思うタイプだし、友達の家にタダで泊まらせてもらうのも烏滸がましいと感じるし、何かを聞いて教えてもらおうとすることにすら抵抗感を覚える人間だから、ひろゆきのように生きることは難しい。何もお返しをしないのは申し訳ないと思って、お返しができないなら(又はそれが億劫になるので)頼らないという意識になってしまうからだ。でも、ひろゆきはお礼をしなくても良いと考えられる人なので、どんどんと人に頼ることができるのかな。頼られたら嬉しいから、お礼なんていらないよという人が多いのかな。しつこいと嫌われることもあるんだろうけど、頼むときの笑顔だったり、言い方だったり、性格などでうまく聞ける人というのは居ると思う。頼られても「仕方ねぇなぁ」とついつい聞いてあげちゃうような人。

 

人に頼ることができる人は強いと思う。以前の職場で、知らないことが出てきたらその場ですぐに電話をかけて聞いている上司がいた。その分野に詳しい人に聞いているのだ。そのため、打ち合わせにその上司がいると問題の解決力がぐんと上がる。上司のバックに、専門家集団のネットワークの存在が見て取れた。一応、上司なので、部下に聞くということは普通のように見えるけれども、そのネットワークを整備し、運用することの大切さを目の当たりにした。

 

人に頼ることにコミュニケーションコストが非常に高い人はどうすれば良いのか。無理に人に頼む必要はない。今はインターネットが普及しているからちょっとしたことは調べられる。また、ココナラとか個人の能力を切り売りしているサイトもあるから、ちょっとした専門的なことでもお金を払えば教えてくれる。お金という対価を払っているのだから、聞くことに億劫になることもない。私としては、こっちの方が聞きやすい。でも、たまには友人等のネットワークに聞きやすいところから聞いてみるということもたまには挑戦してみようとは思っている。それが、ちょっとばかりの努力だろうか。

 


1%の努力 [ ひろゆき ]