前回の記事が長くなってしまったため、vol.2で紹介しきれなかった高機能チェアたちを紹介します。
○ エルゴヒューマン プロ/ベーシック
良いところ: 価格がリーズナブル。必要な機能が一通り揃っていて、チェアの部品にはポリッシュ加工がされており(オカムラなどではポリッシュ加工は1万円程高い。)デザインもよい。
イマイチな点: 図体が大きく、存在感がありすぎる!?。構造体が大きいので、家においたら圧迫感が出てしまいそう。
その他コメント: エルゴヒューマンのプロとベーシックの主な違いは、機能面では主に座面の前面チルト機能があるかないかぐらいです。デザインは、プロの方が構造体としてポリッシュ加工されている部材の使用範囲が多いです。これにより、ヘッドレストの可動域がプロの方が大きいです(高さ調整範囲)。そのため、身長の高い人には、プロの方がおススメのようです。あとは、足のデザインが若干スタイリッシュなラインになっていたり、背面シートの後ろに流れている骨組みがよりスリムなV字形をしているということのようです。
私は、PC操作がメインなので前傾チルト機能は不要ですし、身長も平均サイズで調整範囲は普通でよい、デザインもそこまで変わっていないと思うのでベーシックで十分です。
ちなみに、オットマン付きのものもあったので、試してみました。足を支えてくれるところもメッシュで、あの薄いメッシュ一枚で両足を支えてくれます。スペースがある人には、快適でしょう。私の個人的には、クッションな方がふくらはぎを支えるのには適しているような気がしました。
コンテッサ セコンダは2002年に発売された初代コンテッサの後継モデルです。コンテッサの独創的なフォルムを守りながら、機能と強度を大幅にアップグレードさせたとのことです。
良いところ:アームレストの下についているレバーで昇降やリクライニングの調整が簡単にできるところ。椅子の下に調整レバーが付いているチェアが多いと思いますが、コンテッサはアームレストの下についています。手を椅子の下まで持っていく動作が不要なので、快適感が増します。
また、座面がバロンに比べて大きいです。クッションの場合は、バロンの方が薄くて硬く、コンテッサの方が分厚く柔らかいです。個人的には、バロンよりコンテッサの座面の方が好みでした。
イマイチなところ:ランバーサポートは擦れて痛い。オカムラのランバーサポートはプラスチック製のランバーサポートで、硬さを覚えます。背のメッシュが擦れてしまって、ランバーサポートの部分だけ背シートの摩耗が進んでいるのを見て、これは付けまいと思いました。初代コンテッサでは、グラデーションメッシュタイプの背面シートを選べば、附属のランバーサポート不要という選択肢がありましたが、セコンダのパンフレットには、グラデーションメッシュが消えてしまっています。。。
また、大型ヘッドレストは固定式であるため、バロンのように可動しません。小型可動ヘッドレストがつけられますが、素材が背や座面と異なるため、デザイン性が落ちてしまうことが残念です。
個人的には、コンテッサセコンダにグラデーションメッシュと、バロンと同じ可動式の大型ヘッドレストを付けられるようになれば、最強だなとおもいました。オカムラさん、ぜひ商品開発をお願いいたします。