今回は、ニトリのワークチェア(デスクチェア)のブラントとクエトの違いを実際に座って比較した感想です。どちらを買うか悩んでいる人に参考になれば幸いです。
【追記】
2020年４月現在、ブラントは販売を終え、ジオーネという品名で価格変更（49,900円→39,900円）と一部機能変更（ランバーサポート追加等）が加えられて発売されております。ジオーネの評価の詳細については、別途記事にしておりますので、ご参照ください。 （追記終わり）
- 座り心地 :⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
-座面が大きい。クエトより座面が大きく、あぐらをかいたりするには、こちらかなと。深く腰掛けると膝のちょうど後ろまで座面が入ります。170センチ以上の方は、ブラントの方が良いかも。サイズ表記(注)を見ると、幅で6.5センチ、奥行きで3.5センチ、ブラントの方がクエトより大きい。
背もたれは違いを感じませんでした。サイズ表記では、逆にクエトの方が3.5センチ、ブラントより高くなっています。
(注: クエトは部位ごとのサイズが公表されていないためイス全体のサイズ)
- ブラントにはランバーサポートがありません。ただ、クエトのランバーサポートもあっても無くてもという感じだったので、さほどランバーサポートについては大差ないかもしれませんが、せめて同じものつけて欲しかった。ハンガー掛けいらないから。
- ヘッドレストの構造が違う。ブラントの方がゆるゆる？どうも少し後ろに頭をもたれるとすぐにヘッドレストが動いてしまいました。まぁ、これはネジを締めれば直るかもしれませんので、たまたま店頭サンプル緩んでたのかもしれません。ただ、クエトと構造がちがいました。
デザイン: ⭐︎⭐︎⭐︎
クエトと同じようなデザインで、スッキリして圧迫感がなくスマートです。
機能性: ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
クエトと同様の機能を有していますが、アームレストの調整と座面調整の機能が追加されています。
- アームレストはクエトより大きくなり、少し真ん中が窪んでいて、腕が落ち着きやすい。上下以外にも左右前後にも動く。これは、結構良い進化。
-座面前後調整機能付き。これは試した時は知らなかったのですが、説明書を見ると調整できると書いてありました。
- ブラントにはハンガー掛けが付いている。ジャケットを掛けておくには良いでしょう。ただし、家では、わざわざ使う機会が無いと思います。
耐久性: ⭐︎⭐︎⭐︎
耐久性については使ってみないとわからないところはありますが、クエトと同程度と考えています。ただし、保証期間がクエトの5倍もあるため、それなりにしっかり作っているというニトリの自信の表れを感じ、クエトより星を一つ多くつけました。
- 保証期間が5年ある。クエトは1年なのでここが大きい。エルゴヒューマンも5年だが、昇降機構やスライドなどの可動部の保証は2年となっているが、ニトリの保証内容の詳細はサイトからは不明。
リーズナブルか: ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
こちらは、クエトから星を1つ落としました。
- クエトとの価格差: 3万円。正直、機能面では3万円の価格差はないが、保証期間が5年に伸びていることを考えると、悩ましい。2万円の差にしてほしかったし、気持ちばかりだが、クエトの上位機種ならせめてランバーサポートを入れて欲しかった。どうやら、以前は4万円で購入できた模様で、値段が1万円も上がっている模様。機能面等で改善があったかは不明。
- ブラントは税込49,900円。配送員による組立設置をしてくれますが、送料は平日1,000円、平日以外が2,000円になります。
- リセールバリュー: メルカリで、19,000円程で取引あり。手取りで9,000円程と試算。ヤフオクは履歴なし。
※文面内の価格は2019年2月時点のものです。
【まとめ】
ブラントいいぞ。クエトとの価格差が大きいが、特に、保証期間が5年あることを筆頭に、サイズ感やアームレストの機能強化があることを考えれば十分に検討対象に入ります。椅子であぐらをかくので、個人的には座面がクエトより広いのもGOOD。
【2020年6月追記】
残念ながらブラントは廃盤となった模様です。ブランンの後継モデルはジオーネという名前で売られております。価格が１万円ほど安くなり、より魅力的なチェアとなっています。
